労務の知識をまとめていく ー全体像を掴むー

現在、勤怠管理システムを取り扱っている。

そのシステムの問い合わせの電話対応を行っているが、取次ではない問い合わせの場合、先輩社員の力を借りなければ埒が開かないという状態。

そこで、記事にまとめていこう。

労務の知識（有給、年末調整、出勤率など）があれば、顧客の話が理解しやすくなる。

そうすると、的確なサポートを行いやすくなる。

聞くところによると、同じ会社の先輩社員は、的確なサポートを行うために、半年くらいかかったとのこと。

法律の決まり事が複雑なのが原因と思われる。

そこで、記事にまとめていきたいと思った。

全体像

システムとして、従業員の情報をどう管理していくのか？

就業、給与が大きな括り。

就業

就業を分解すると、以下のようになる。

• 勤怠（出勤・退勤・休憩・残業）
• 休暇（有給休暇・特別休暇・欠勤・遅刻早退）
• シフト（交代制・変形労働時間制・休日管理）
• 労働時間（法定内・法定外・36協定）
• 労働日数（出勤率・年度集計・付与条件）

給与

給与は大きく分けると、次の5つの柱で構成される。

• 基本給（固定給）
• 手当（役職手当・通勤手当・資格手当など）
• 割増賃金（残業代・深夜手当・休日手当）
• 控除（社会保険・税金・欠勤控除）
• 年末調整・その他（住民税天引き、賞与、精算など）