対象に合わせて思考していく

はじめに

自分中心ではなく、外側の世界に合わせて思考していく。

メモに書き出したことを中心に

頭の中で考えるのではなく、白紙やスマホのメモ帳、ブログの下書きに言葉を生み出していくと、思考が進んでいく。

※言語化による「外化」はワーキングメモリの負荷を下げ、思考を整理しやすくする(認知心理学)。

会議での発言にも当てはまる。

自分が発した言葉を起点にして考えていく。

相手が発した言葉も起点にしていく。

※思考は相互的な文脈の中で深まる(ブーバー『我と汝』)。

観察が必要

観察力を磨くことで、状況に合わせた対応を行うことができる。

現状に合わせて思考していこう。

自分の心の中も観察することで、自分が満足のいくことが見えてくる。

※内面の観察(メタ認知)はストレス耐性を高め、衝動的反応を抑える(神経科学・前頭前野の働き)。

自分の外に意識を向けるということ

「自分中心」ではなく、「相手や状況」に合わせて思考を組み立てていく。

これは、単なる迎合ではなく、観察から生まれる適応的な知性であり、自分の言葉や行動に責任を持つということでもある。

そして、自分自身の状態や感情もまた観察の対象とする。

内と外の両方を見つめ、そこから生まれる感覚と思考を大切にしていくことで、今この瞬間の自分の在り方を選び取ることができる。

幸せの基準を自分に合わせていく

『2時間の使い方』という本には、「自分を幸せにしてくれるリストを作りましょう」とあった。

これは「社会が提示する成功の定義」ではなく、自分自身にとって本当に満たされることに意識を合わせようという提案だ。

※幸福とは外部の評価でなく、内的基準で定義することが持続性をもたらす(ストア哲学)。

私の場合の対象に合わせた思考

ここでいう「対象」とは、今の自分の状態、心の声、自然環境、身体感覚、そして世界だ。

私は、以下のような行動や時間を通じて、内外の対象に目を向け、自分を整えている。

  • 大自然とのふれあい※森林浴は副交感神経を優位にし、ストレスホルモンを低下させる(生理心理学)。
  • 深呼吸(吐く息を長く)※吐く息を長くすることで自律神経が整い、リラックス効果が得られる(呼吸法研究)。
  • 一人カラオケ※音楽活動や発声はエンドルフィン分泌を促し、気分を改善する(音楽療法)。
  • 没頭する(1人で)※フロー状態に入ることで、最も高い充実感と集中が得られる(チクセントミハイの理論)。
  • 運動※軽い運動でもセロトニンが分泌され、抑うつや不安を和らげる(運動心理学)。
  • ウォーキングしながら曲を口ずさむ(パノラマウォーキング、できるだけ一番遠くをみることを意識)※視界を広く取ることで脳の「デフォルトモードネットワーク」が活性化し、創造性が高まる(脳科学)。
  • ブログを書く(自分だけの思考を書き出す)※ジャーナリングは感情の処理や内省に効果があり、精神的安定をもたらす(ポジティブ心理学)。

比べる対象を他人ではなく「いまの自分」にする

何が自分を満たしてくれるかがわかっていれば、他の人と無意味に比べなくなる。

それは、対象に対して正確に観察と思考を重ねてきた結果としての、確かな自己感覚に根ざしている。

たった一回の自分の人生を、過不足なく、比べることなく、ただ選びながら生きて、終えていく。

※自己基準に沿った人生観を持つことは、持続的幸福と主観的充足感につながる(自己決定理論)。

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