自分ができることを他の人に教えるのは難しい
はじめに
先ほど、尾張一宮駅のトイレでネクタイを結べていなかった人に「どうやってネクタイって結んだらいいんですかね」と聞かれた。
自分は高校生の時に毎日ネクタイを結んで、学校に通っていたから、ネクタイを結ぶことはできるが、ネクタイの結び方を教えた事はなかった。
実際に教えてみると、うまく教えることができなかった。
この記事では、なぜうまく教えることができなかったのかと言う原因と自分ができることを他の人にうまく教えるための方法について書いていく。
さっきの人にうまくネクタイの結び方を教えられなかった理由
無意識のうちにできていることを分解して言語化するということができていなかった。
最初は、ネットの情報を見て、試行錯誤しながら、かなり時間をかけて鏡の前で練習してネクタイが結べるようになったが、そのやり方を他の人に教えた事はなかった。
ましてや、自分はネクタイの結び方を教える講師ではない。
さっきの人がネクタイを結べることをゴールとするなら、そのゴールを達成することができなかった。
対面で人に何かを教えると言う経験が足りてないことよりも先に、ネクタイを結ぶと言うことのステップを言語化できてないことがあると思うので、まずはそれを書いてみたいと思う。
まず、細い方を左側、太い方を右側に持ってくる。
次に右側を左にくるっと回して、上から下に輪っかの中に通す。
下のほうに引っ張っていって長さを調整する。
ざっくりと言うとこんな感じだが、また具体性が足りないだろう。
そもそも最後にネクタイ結んだのは2年前位だから、自分自身もどうやってネクタイを結べばいいのかというのが少し曖昧だった。
その人のネクタイを貸してもらって結んでみた。その時はうまくいったが、それを教えるとなると難しいことに気づいた。
できることと、教える事は別の能力を使っているのかもしれない。
自分ができることを他の人に教えるための方法
先程もお伝えした通り、言語化して細かいステップに分けると言うのが第一段階で、次に相手の理解に合わせて一緒に歩いて行くというのが良いのではないだろうか。
自分ができないことを人に聞ける勇気が素晴らしい
もし自分が反対の立場だった場合、通りかかった人にネクタイの結び方を聞くと言う事はしないだろう。
ネットで調べて、試行錯誤してみるはずだ。
その人は、ネクタイを結べるかどうかもわからない、通り掛かった自分にネクタイの結び方を聞いていた。
社会でうまくやっていけるタイプの人だろう。
いや、自分の場合は、別の方法で、社会とうまくやっていけると言う自信がある。
わからないことを人に聞くのが苦手。だから、徹底的に調べ尽くすことで自分で答えを見つけ出すことができている。
自分に合った戦闘スタイルで、この社会と関わっていけばいいと思う。
他の戦い方をしている人を見かけたら、尊敬の目を持って学んでいけばいい。
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