センター試験2020 現代文の第1問を解いてみた
はじめに
プログラミングの実務経験を積んでいくために、転職する必要がある。
論理的思考力が必要だと感じたため、現代文に取り組みたいと思った。
問題
東進ハイスクールのサイトで確認することができた。
結果
50点中30点だった。
どんな文章だったか
レジリエンスについての文章。
状況に合わせて自分の振る舞いを変えていこうというお話だ。
間違えた問題①
1は、促進が①〜⑤のどれに当てはまるかという問題。
自給自足の足と同じだと思って④を選んでしまった。
正解は、⑤の催促。
3は、権限が①〜⑤のどれに当てはまるかという問題。
堅固な意思を持つの堅が権であると勘違いしてしまい②を選んでしまった。
正解は、①の棄権。
言われてみれば、「たしかに」と納得できる。
間違えた問題②
②を選んでしまった。
理由は、「環境に対する抵抗力の弱い人々を支援する」というのが9段落の「たとえば、発達障害のある子供に対して・・・」ということについて言っているように思ったから。局所的で短絡的な判断をしてしまった。
この設問で重要なのは、脆弱性。②では、「脆弱性が変化の起こりにくい環境に変化を起こす刺激として働く」と書いてある。
本文中にそんなことが書いてあったか?
本文中では、「なぜなら、脆弱性とは、変化や刺激に対する敏感さを意味しており」とある。
決して、環境に変化を起こす刺激であるとは書かれていない。
ここの読解が上手くできなかった。
正解の③について見ていこう。
まずは、「近年のソーシャルワークでは」の部分。
「被支援者の適応力を活かせるような環境を構築する」について本文中と照らし合わせて考えていく。
これはまさに、8〜9段落に書かれていることだ。
8段落の後半の「これに対して、」以降は、近年のソーシャルワークについて語られている。
9段落の「クライエントの支援は、本人の持つレジリエンスが活かせる環境を構築することに焦点が置かれる」が「被支援者の適応力を活かせるような環境を構築する」と対応している。
脆弱性については、「環境の変化に対していち早く反応するセンサーとして働く」が、本文中の「脆弱性とは、変化や刺激に対する敏感さを意味しており、このようなセンサーをもったシステムは、」に対応している。
「非常に高い対応力を発揮する施設や設備を作る際などに重要な役割を果たす」は、本文中の「災害に対して対応力に富む施設・建築物を作り出したいのなら、〜最善の策となる。」に対応している。
間違えた問題③
⑤を選んだ。
そのあとで生徒Bが、「動的」ってそういうことなのかと言っているから、「同じ教室でも先生が授業している時と休み時間に友達どうしでおしゃべりしている時とは違うのだから、オンとオフは切り替えなきゃ」が動的の説明をしていると思ったからだ。
生徒Bの立場に立って考えることができていなかった。
生徒Bは、「4段落に自己の維持と書かれているけど、このごろは、高校を卒業して新しい環境に入っても、今までのように規則正しい生活習慣をしっかり保ち続けられるかどうか、心配していたところなんだ。」と言っていた。
この発言に対して、生徒Cが「そういうことだろうか」と反対意見を述べている。
そして、生徒Aがそれに加勢している。
生徒Cと生徒Aの意見を受けて、生徒Bが「動的ってそういうことなのか。」と納得している。
よって、生徒Cと同じような意見で、生徒Bの「動的」の理解を反対方向に持っていくような説得力のある選択肢を選べばOK。
2が正解。
「以前のやり方を踏襲したのに上手くいかなかった。でも、新チームで話し合って現状に会うように工夫したら、目標に向けてまとまりが出てきた」が、生徒Cの発言の「さまざまに変化する環境の中でどんなふうに目的に向かっていくか」に対応している。
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