久しぶりの出社で感じたこと —— エンジニアの仕事は本当に半端じゃない

はじめに

久しぶりに出社して感じたのは、「エンジニアの仕事は半端じゃないな」ということ。

限られた納期の中で、一定の品質のアウトプットを出す。

そして、仲間と適切なタイミング・適切な方法でコミュニケーションをとりながら、協力して進めていく。

目的に向かって必要な指摘があれば、遠慮なく伝える。

リモートワーク中も同じようなことは起こっていたけれど、職場という空間でリアルタイムにそれが行われているのを見ると、「自分にはできないかもしれない」という思いと同時に、「こうやって仕事は進んでいくんだな」と感心させられた。

苦手なこと:みんなが集中しているときに話しかけること

特に苦手だと感じたのは、みんなが集中して作業しているときに話しかけること。

これは自分にとって一つの課題になる。

リモートワークではこの課題はなかった。チャットで関係者に連絡を入れれば、それで済んだ。

でも職場では、チャットだけでは完結しない。チャットを送ったとしても、「口頭で補足したほうが気まずくならないのでは」と気にしてしまう。

これは、学校社会の延長線上としてのコミュニケーションの課題のようにも感じている。幻想と言えば幻想だけれど、気にしてしまっている自分がいる。

自分に合ったスタイルを探る

幸いなことに、Copilotが標準搭載されたPCを支給されているおかげで、人と話さなくてもある程度業務を進めることができている。

現時点でやっているのは、「進めている」というよりも、「ドキュメントを理解している」という段階。

人と話すときも、以前書いた記事にあるように、「鏡像段階」というものがある。
頭の中で、自分の自己像と、人と会話しているときの自己像が乖離している状態。
それがあるからこそ、口頭で何かを伝えたり、理解したりすることが難しい。

正直、できることなら、すべて文章でやりとりしたい。

でも、会社に長く在籍している人たちの多くは、文章よりも口頭の方がありがたいと感じているだろう。

文章で全部を説明できるスキルを持っている人は、少数派なのかもしれない。
もちろん、自分もすべてを文章で表現できるわけではない。
ただ、2022年から続けているこのブログを通じて、文章で思いを表現することに慣れている、というのは大きい。

自分の得意を活かす自由

逆に、人と話すことには慣れていない。

でも、会社にいる以上は、人と話さないと仕事が前に進まない場面もあるだろう。

では、どうすればいいのか。

まずは、必要最低限のコミュニケーションをとる。
そして、それ以外は「自己理解チャンネル」であったように、自分のスキル(特にPythonのスキル)を活かし、今関わっている業務やシステムの理解を深めていく。
アウトプットの質を高めることで、自分から話しかけに行かなくても良い状態を目指す。

できれば、向こうから話しかけてもらえる状態を作る。

採用された理由は、Pythonのプログラミングスキルがあるから。
それを最大限に活かして、黙々と作業していけばいい。
それが自分にとっての自由。

他の人が、相談しながら進めるスタイルでアウトプットの品質が上がるのであれば、それはそれで良い。でも、自分の場合は、人と話すとアウトプットの質が下がる。

だからこそ、インプットの資料に対してじっくりと向き合い、自分の理解をメモにまとめたりした方が、最終的なアウトプットの品質は高くなる。

難易度が高いからこそ、スモールステップで

とはいえ、進捗状況の報告や、社内の人に聞かなければわからない設定(例:プロキシの設定がされていない等)は、積極的に質問して仕事を進める必要がある。

それが自分にとっては難易度が高いからこそ、スモールステップで対応していきたい。

まずはチャットで質問を投稿してみる。
「もし話す機会があれば、あとで質問させてください」と先に書いておく。
チャットで質問内容がまとまっていれば、次に話すときにスムーズに伝えられるはず。

自分は自分の道を進めばいい

今日は、正直なところ、ほとんど社内の人と話さずに終わった。
でも、それで良いと思っている。

人と話してアウトプットの質が高まる人は、そうすればいい。
自分は自分のやり方で、自分の道を進んでいこう。

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