2026.08.21(金) / 22:06

主導権を持って、好奇心から仕事をつくる

最終更新
2026.08.21
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最近、自分が本当に欲しい働き方について少しずつ見えてきた。

現在は基本手当を受けながら転職活動をしている。

転職活動の軸は、これまで「開発」と「リモート」だった。

しかし企業を調べたり、面接を受けたり、自分がどんな働き方をしたいのか考え続ける中で、そのさらに根底にあるものが見えてきた。

それは主導権なのかもしれない。

誰かに選ばれるだけではなく、自分も選びたい

転職活動では、どうしても「企業から評価される」という構図になりやすい。

しかし、本来は企業だけが自分を選ぶわけではない。

自分も企業を選んでいる。

どんな仕事をするのか。

どんな技術を使うのか。

誰と働くのか。

どこで働くのか。

どれくらい自分で考えられるのか。

そういったことを、自分自身が選びたい。

面接が先に決まって、その後から「この企業は自分に合っているのだろうか」と考えるような順番には、少し違和感がある。

本来は、

企業を知る → 自分で考える → 興味を持つ → 応募する → 面接する

という順番でありたい。

これはYouTubeを見るときにも少し似ている。

おすすめされた動画を次々に見るのではなく、一つ見たら空白を作る。

そして、

「次に自分は何をしたいのか?」

と考える。

空白は単なる休憩ではなく、主導権を取り戻すための時間なのかもしれない。

ただし、偶然は大切にしたい

一方で、何もかも自分でコントロールしたいわけではない。

自分はデフォルトモードネットワークやセレンディピティーも大切にしたいと思っている。

青春18きっぷで旅をすることもそうだ。

目的地だけ決めて、途中で面白そうな駅があれば降りてもいい。

予定外の出来事に出会ってもいい。

ブログを書くことも同じだ。

最初から答えが分かっているわけではなく、書きながら自分の考えを発見している。

つまり、

方向は自分で決める。
しかし、経路には余白を残す。

この感覚が自分には合っている。

主導権を持ちながら、偶然には開いている。

根底にあるのは好奇心

ブログも、青春18きっぷの旅も、プログラミングも、根底には好奇心がある。

「これは何だろう?」

「どうなっているんだろう?」

「作ったらどうなるんだろう?」

「この先には何があるんだろう?」

そう思ったとき、自分は自然に動く。

逆に、「やるべきだからやる」ということだけでは長く続かない。

だから、自分がワクワクすることを大切にしたい。

もちろん仕事には、契約や連絡、テスト、請求など、必ずしもワクワクしない作業もある。

ただ、根底に「これをやってみたい」という好奇心があれば、その途中で必要になったことは自然にやってしまうのではないかと思う。

Case Studyという働き方

もし今回の転職活動で、自分が本当に働きたいと思える企業とのご縁がなかったら、フリーランスエンジニアとして「Case Study」を始めることも考えている。

これは単に案件を受けてコードを書くという働き方ではない。

まず企業や個人の話を聞く。

どんなことで困っているのかを知る。

業務を見る。

課題を探す。

そして、

「どうなったら、この人はもっと楽になるのだろう?」

と考える。

解決策を考え、必要であればソフトウェアを作る。

最初から大きな仕事をする必要はない。

小さな問題を一つ解決する。

そして、その実績をCase Studyとして具体的に公開する。

例えば、

  • どんな問題があったのか
  • なぜその問題が発生していたのか
  • 何を試したのか
  • どんな技術を使ったのか
  • Before / Afterで何が変わったのか
  • 利用者はどう感じたのか

ということを残していく。

最初の数件は無料でもいいかもしれない。

その代わり、

課題・解決方法・成果を具体的な事例として公開させてもらう。

お金ではなく、実績を対価としてもらう。

そこで本当に価値を作れることが分かったら、少しずつ有料にしていけばいい。

商品は市場に聞いて作る

今の自分には、

「具体的に何を商品にするのか」

「どんな解決策を作るのか」

「どれくらいの金額にするのか」

「どうやって顧客とコミュニケーションするのか」

など、まだ分からないことがたくさんある。

しかし、それでいいと思うようになった。

全部を事前に理解してから始める必要はない。

企業にメールを送ってヒアリングする。

話を聞く。

課題を集める。

共通する問題を見つける。

小さな解決策を作る。

試してもらう。

反応を見る。

必要なら修正する。

その過程で出てきた問題を、一つずつ解決すればいい。

これはプログラミングにも似ている。

最初からすべてのエラーを予想することはできない。

動かしてみる。

エラーが出る。

調べる。

直す。

また動かす。

事業も同じように、少しずつデバッグしていけばいいのかもしれない。

AIも使う

今の時代、自分一人ですべてを考える必要もない。

AIを使えば、

ヒアリングメールを考える。

顧客の回答を整理する。

課題を分類する。

解決策の候補を考える。

技術を調べる。

コードを書く。

提案資料を作る。

文章を整理する。

かなり多くの部分をサポートしてもらえる。

だからこそ、自分自身はもっと、

何に興味を持つか。
どんな違和感を拾うか。
誰のどんな問題を解決したいと思うか。

という部分に集中できる。

自分がお金を払いたいものを作る

商品の一つの基準も見えてきた。

自分自身がお金を払いたいと思えるものを作る。

そして、それを作る過程で自分がワクワクできること。

自分が本当に欲しいものであれば、

「ここが不便だ」

「こうなったら嬉しい」

「この機能なら欲しい」

という感覚を持ちやすい。

まず自分が最初の顧客になる。

それを他の人に見せる。

「自分も欲しい」

という人が現れたら、その人の話をさらに聞く。

そして少額でもいいから実際にお金を払ってもらう。

たくさんの人の小さな問題を一つずつ解決していく。

そんな働き方にはかなりわくわくする。

全員に評価される必要はない

好きなアーティストが人によって違うように、自分を評価してくれる顧客も人によって違う。

ある人には必要ないものでも、別の人には、

「まさにこれが欲しかった」

と思ってもらえるかもしれない。

全員に評価される必要はない。

自分が面白いと思って作ったものと、それを必要としている人が出会えばいい。

だから営業も、

「自分を評価してください」

という行為ではなく、

「自分が作れる価値と、あなたの課題は接続するでしょうか?」

と確かめる行為なのかもしれない。

まずは転職活動を続ける

だからといって、今すぐフリーランスになると決めたわけではない。

まずは基本手当を受けながら、転職活動を続ける。

ただし、軸は明確にする。

開発に関われること。
リモートで働けること。
自分で考える余地があること。
主導権を持てること。

その条件で、自分自身が本当に興味を持てる会社を探す。

そして、ご縁があればそこで働く。

ご縁がなければ、Case Studyを始める。

どちらの道に進んでもいい。

大事なのは、自分で選んでいることだと思う。

好奇心から始める

結局、自分がやりたいことは、とても単純なのかもしれない。

好奇心を持つ。
探索する。
課題を発見する。
わくわくしながら作る。
誰かの問題を解決する。
価値を受け取ってもらう。
そして、また次の好奇心へ進む。

途中で問題が出てきたら、その都度一つずつ解決すればいい。

最初から完璧な道を作る必要はない。

方向は決める。
道は、その都度つくる。

今はそんな働き方をしてみたいと思っている。