基本情報技術者 令和元年 秋期 午前の過去問を解いてみた④
はじめに
こちらのサイトから基本情報技術者試験の過去問を見ることができます。
今回、令和元年秋期の過去問を解いてみました。
第4回目は、問31~問40です。
問31
CSMA/CD方式では、信号を感知(Carrier Sense)しフレーム伝送を行い、フレームが衝突を検知(Collision Detection)するとランダムな時間を待ち送信を開始します。この方法で、1本のケーブル上を複数のノードがお互いにアクセス(Multiple Access)できるようになります。
よってイが正解。
問32
レイヤ3はOSI参照モデルの第3層における「ネットワーク層」のことを指している。レイヤ3に位置するL3スイッチは、L2スイッチの機能とルーター機能(異なるネットワークをまたぎ、パケット送信の最優経路を決めるルーティング機能)を持っている。
(レイヤ2)L2スイッチと(レイヤ3)L3スイッチ、その違いとは? | FS コミュニティ
よって、イが正解。
問33
DHCPとは、コンピューターがインターネットに接続するときに、自動的にIPアドレスを振り分ける機能のこと。
Dynamic Host Configuration Protocolの略。
NAPTとは、1つのグローバルIPアドレスを複数台のコンピュータで使ってインターネットをするための技術。
NAPTとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
よって、イが正解。
問34
クライアントAが、ポート番号8080のHTTPプロキシサーバBを経由しているため、AからBへのHTTP要求の時に宛先ポート番号が8080になる。
よって、イが正解。
プロキシサーバとは、インターネットへのアクセスを代理で行うサーバーのこと。例えば、企業でプロキシサーバを使用すると、不要なサイトへのアクセスを制限できたりする。
TCPパケットとは、TCPというお約束ごとに従って通信するときにやり取りされるデータのこと。
TCPパケットとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
問35
FQDNとは、サブドメインやホスト名などを省略せずに、全て書いたドメイン名のこと。
FQDNとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
攻撃者が用意したサーバXのIPアドレスは、A社のWebサーバのドメインに対応するものとして、B社に記憶された。
よって、A社WebサーバにアクセスしようとするB社従業員がサーバXに誘導されてしまう。
以上のことから、イが正解になる。
問36
マルウェアの動的解析とは、サンドボックスなどの安全な場所で実際にプログラムを動かしてみて、コンピュータウイルスっぽい動きをしないか調べる方法。
マルウェアの動的解析とは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
よって、イが正解。
問37
WPA3とは、2018年6月にWi-Fi Alianceが発表したWi-Fiのセキュリティ規格。WPA2よりもセキュリティ面と利便性が向上している。
WPA3とは? メリットと利用するうえでの注意点を徹底解説|Symantecブログ|シマンテックセールスセンター(Symantec)
よって、エが正解。
問38
RSA方式とは、素因数分解の難しさを利用した暗号アルゴリズムのこと。
デジタル署名に応用できる。
デジタル署名では、受信者は、暗号化されたハッシュ値を、送信者から入手した公開鍵を使用して復号する。
メッセージダイジェストとは、ハッシュ関数の戻り値のこと。
メッセージダイジェスト【ハッシュ関数】とは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
よって、ウが正解。
問39
バックドアとは、悪意ある第三者が侵入後に設置する裏口。
バックドアとは?仕組みや具体的な手口、被害事例と4つの対策方法も解説 | SBテクノロジー (SBT)
よって、アが正解。
問40
SHA-256とは、任意の長さの原文から固定長の特徴的な値を算出するハッシュ関数の一つ。
ファイルの提供者は、ファイルの作成者が作成したファイルAと、ファイルAに対してSHA-256を適用して算出した値Bを利用者に送信する。
利用者は、ファイルAとファイルAにSHA-256を適用して算出された値Bを情報として持っている。
よって、ファイルAに対して利用者がSHA-256を適応して算出された値と、値Bが同じであるかどうかを確認することで、ファイルAの内容が改ざんされていないかどうか確認できる。
以上のことから、ウが正解。
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