+matterリリースと今後のワンオックロック
はじめに
+matterという新曲が、2025年2月発売のアルバムの中から、先行リリースされた。
この曲は、素晴らしい。
何が素晴らしいかというと、自然を感じさせるサウンド。
そして、stand out fin inのような、軽快なリズムでありながら、次のアルバムのテイストに合わせたニューロックに仕上がっている。
Nicheシンドローム(2011年)のような勢いのあるロックを超えて、Eye of The Storm(2019年)を経験したからこその仕上がりになっている。
5歳児が歌う「+matter」
宇宙と繋がっている曲
宇宙を感じさせる歌詞がある。
Life can't be heavy.
人生は重いはずがない
Time can't be scarly.
時間は怖くなんかない
Days are around the sun.
私たちの日々は太陽の周りを回っている
先ほど、イオンモールノリタケの森にあるコニカミノルタで、水の惑星を見てきた。
そこで、地球は太陽との距離がちょうどいいから、水が液体で存在することができ、そこに生命が宿ったという解説とともに、太陽系の周りを惑星が回っている様子が映し出されていた。
これは、+matterの歌詞ともリンクしていると感じた。
宇宙だけではない
Taka以外のメンバー、ファンとも繋がっていることを感じさせる曲。
そして、ワンオクメンバーが楽しそうにしている。
心の底から楽しそうにしている様子を捉えているから、見ていて心地いい。
Takaが犬を撫でている様子だったり、エドシーランを交えて食事をしている様子だったり、色んな繋がりを感じさせるPVだ。
同じ宇宙船地球号の乗組員として誇らしい。
「カラス」や「Re:make」などは、歌詞自体は決して明るい陽気な内容ではない。どちらかというと暗いネガティブな歌詞だ。しかし、そういった曲で負の感情としっかり向き合ったからこそ、本当の喜びが得られているのではないか?
苦と楽の対称性ということが「働き方の哲学」という本に書かれていた。
矢沢永吉が残した「10の喜びを得ようと思ったら、100のめんどくさいことを経験する必要があるよ」という名言が印象に残っている。
ワンオクも海外で右も左も分からない中、2019年ごろから、楽ではないワールドツアーを下積みしてきたからこそ、+matterのような曲が生まれているし、PVにあるように、生き生きと楽しそうな状態になっているんだと思う。
自分もネガティブな感情を昇華させて、心の底から笑いたい。
過去の曲の歌詞を回収している
The beginingの「Take my hand, and bring me back」を彷彿とさせる歌詞はこちら。
Left right can you take my hand?
左に右に君は僕の手を取ってくれるかい?
ここで過去の曲の歌詞を回収しているのが秀逸だと感じた。
顔が見えないリスナーに対する不安を率直に歌詞に織り交ぜている
Do I matter to you?
僕は君にとって重要な存在かな?
上記の歌詞は、制作途中には顔が見えないリスナーに対する率直な不安が描写されている。
Take what you wantでも、silence strikes like huricane(沈黙がハリケーンのように心を打つ)とある。
また、The Beginingでも、「The silence between us.(俺たちの間にある沈黙)何もないように写ってるだけ。」とあるように、Takaの顔の見えないリスナーに対する不安は率直に表現されてきた。
未完成交響曲という曲でも、「誰かは分からぬ相手に向かって、ただ大声で叫んでそれと同時に僕も、自分の言葉で自分を奮い立たせる。とある。
率直な歌詞が心に入ってくる。
それがワンオクの魅力だ。
高雄のライブは最近のライブとは気迫が違った
高雄(ガオシュン)のワールドツアーライブは最高だった。
次はもっと大きなツアーをやるらしい。
大きなというか、2月に出すアルバムを引っさげたツアーだ。
前回の「Laxusualy Dediase」で、世界のワンオックロックとしてのスタートが切れた。
次は、日本で言うところの「Nicheシンドローム」のような位置付けの「Detox」がリリースされるということなのか?
今の混沌とした世の中に対して、音楽で変えていこうとする姿勢が素晴らしい。
世界中の人々の心が少しずつでもdetoxされることを祈っている。
2010年ごろと比べて人々のマインドは確実に良くなっている
思えば、2010年ごろからのロックバンドの興隆によって、世の中は確実に良くなっていると感じる。
当時はもっと人々の心は荒んでいた。
スマホの発達などの別の影響もあるだろうが、世の人々のマインドは確実にいい方向に向かっている。
混沌とした世界情勢を音楽で変えていく
しかし、ワールドツアーをしているTakaの目には、混沌とした世界情勢が映っている。
日本で、自らの人生も変えていったように、これから世界を変えていこうとしている。
先日のオンラインライブは、そんな気迫を感じさせる伝説級のライブだった。
日本人初の台湾のスタジアムでのライブを土砂降りの雨の中やり遂げたワンオックロック。
そして、ファンの人たち。
ネガティブな現状から逃げずに立ち向かって、現実を少しずつ良くしていく意志を持ったワンオックロッカーたちが、世界を平和にしていくことを願っている。
自分の心のコップを満たすことが最優先
そして、自分自身も自分の夢(大なり小なり日々やりたいことは発生するものだ。夢という言葉に若干の違和感を感じるが、多くの歌詞に使われていることから、一言で夢と表現するのも悪くはない)の実現に向けて、前を見て努力を継続する。
自分の溢れたコップでしか他人にいい影響を与えることはできない。
自分の影響力の範囲内で、自分の仕事、友達、人生、家族に対して、いい影響を与えよう。
そのために、自分の夢をしっかりと見つめて、計画を立てて、未来に向けて進んでいく。
ワンオクは自分にとって重要な存在
ワンオクから、とてつもないエネルギーをもらえた。
このエネルギーは絶やすことなく、毎日を生きていきたい。
ワンオクは、高校生の時の混沌とした自分の生活を一変させてくれた。
じぶんROCKという曲によって。
他にも影響を受けた曲はたくさんある。
すべて暗記しているし、歌詞の意味を自分なりに解釈して、自分の人生に活かしてきた。
これからもワンオクのファンであり続ける。
ワンオク is matter to me(ワンオクは自分にとって重要な存在)
この曲で、ワンオクと自分のつながりを実感しながら、希望を持って残りの限られた人生を生きていこう。
コメントを残す