【強いネットと弱い現実】ネット時代に必ず読んでおきたい一冊
はじめに
弱いつながり – 検索ワードを探す旅 – という本を一通り読み、面白かったのでブログを書いていきます。
弱い現実と強いネット
インターネット社会においては、現実が弱くなり、ネットが強くなります。
私たちは普段からスマホでネットに繋がっていて、さまざまなコンテンツを消費しています。
例えば、YouTubeをみていると関連動画が次々と表示され、自分の興味のあるコンテンツとの結びつきが強くなっていく。
一方、現実では揺らぎがあって、
必ずしも自分の興味のあるものが目の前に現れる訳ではない。
セレンディピティーという言葉が示すように、
偶然の予想外の出会いが発生する。
ネット環境ばかりに身を置いていると、現実のゆるい繋がりの中で発生する偶然の出会いが無くなってしまうので、旅をしましょうというのが筆者の主張です。
私もその考えに同意です。
以前、青春18きっぷを購入して国内を在来線で旅したことがありました。
こちらのページで一覧を見ることができます(全5回)。
通常、ネットが弱い繋がりで、現実の方が強いと思われがちですが、ここまでネットが発達した現代においては、逆になってしまっているということでしょう。
電車内の人を見ると、ほとんどの人がスマホをいじって、ネットの世界に入っています。
この光景を見ると、強いネットという意味が理解できます。
旅に出ると検索キーワードに変化が起こる
検索キーワードは私たちがいる環境に規定されます。
検索キーワードは、知りたいという欲求と言い換えることもできます。
海外旅行に行ったら、英語で調べ物をすることになるかもしれません。
ずっと同じ環境にいたら似たような行動しかしなくなってしまうというのは、
よく陥りやすいことです。
旅に出ることで、外側の環境が変化し、自分の頭の中も変化して、検索キーワードが変わっていきます。
YouTubeで検索窓に入力する言葉が変わるかもしれません。
ただAIが表示してくれる関連記事に流されてしまうのではなく、自分の頭で考えて、自分の欲望に忠実にコンテンツを検索することが出来るでしょう。
自分が心から欲している情報を得ることができれば、満足できるはずです。
旅に出ている間は、ネットに繋がっていないので、AIからの逃避ということもできます。
AIに振り回されるのではなく、自分の欲望に沿ってネットを活用していく。
それを可能にするのが、旅なのではないでしょうか。
最近「ChatGPT」が流行っているみたいです。
一度試してみようと思いますが、AIが進化してきていることを実感しますね。
私たちは人間関係を大事にしすぎている
村や学校、会社の人間関係を大事にしすぎるあまり、身動きが取れなくなっているという状況は、自由に自分のやりたいことをやっていく際の障害になるはずです。
他人の価値観に合わせて生きている限り、本当の幸せは得られません。
周囲の人間関係はほどほどに、自分のやりたいことを追求することが、たった一度の人生を幸せに生きるために大事なのではないでしょうか。
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