2025.02.17(更新日: 2025.02.17)
TLS 1.2とsqlnet.oraに関連する接続エラーについて
はじめに
オンプレにあるPowerBIをクラウド環境に移行するという業務で、Oracle DatabaseでTLS 1.2を使用する際に接続エラーが発生したらしい。
同じチーム内で、そのエラーに直面したとの情報が入ってきた。
クラウドについては、今後エンジニアとして活躍していくためにマスターしておきたいので、記事を書いていこう。
TLS 1.2とは?
Transport Layer Security 1.2は、インターネット上で安全にデータを通信するための暗号化プロトコルの一つ。
TLS 1.2の注意点
- 古いシステムだとTLS 1.2に対応していないことがある
- サーバー・クライアントの両方でTLS 1.2に対応している必要がある
TLS 1.2に関わる場面
データベースやサーバー接続まわりを扱っていると、sqlnet.oraでTLS 1.2を指定して接続設定する場面などがあるかもしれない。
クライアントとサーバーのTLSバージョンの不一致
sqlnet.oraファイルでSSL_VERSIONパラメータが正しく設定されていない場合、接続エラーになることがある。
原因は、クライアントとサーバーでTLSバージョンの不一致が発生していること。
対処法は、以下の記述を行い、クライアントとサーバーの両方にSSL_VERSIONパラメータを明示的に設定すること。
SSL_VERSION = TLSv1.2
sqlnet.oraとは?
Oracle Net Services(ネットワーク接続機能)の一部で、Oracle独自の商用製品。
ソースコードではなく設定ファイル。
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