様々な制約を乗り越えた先に成果を出す
はじめに
仕事は制約条件の中で進めていくものだ。
上司という制約、自分の能力という制約、時間の制約、予算の制約、人的リソースの制約など。
その制約を受け入れた先に結果を出すのが仕事である。
この記事では、制約を受け入れて仕事で結果を出すための方法について考えていきたい。
時間という制約
時間の制約がある。
1日8時間が通常の仕事で使える時間の制約だ。
人によっては残業することで1〜4時間伸ばすことも出来るだろうが、人間の集中力の限界を考えると、8時間もないかもしれない。
以下のサイトによると、イリノイ工科大学の科学者が1950年代に行った研究で、週に35時間働く人は、週に20時間働く人と比較して生産性が「半減」したと証明されたらしい。
https://www.sr-suzuki.jp/work-attention-span/
短い時間で成果を出すための戦略が必要だ。
時間は限られている。
体力・精神力という制約
体力や精神力の制約も見逃せない。
心が消耗していると生産性は大きく落ちる。
緊張して交感神経が優位になりすぎるとパフォーマンスを発揮できない。
睡眠時間が足りていないと頭が回らなくなる。
ずっと同じ姿勢を続けていると、血流が滞ってしまう。
以下の記事によると、長時間座っていると、筋肉の代謝や血行が低下し、健康に害を及ぼすことがわかってきたらしい。
「座りすぎ」はカラダにもココロにも悪い?│健康づくりウォッチ一覧|健康づくり情報|公益財団法人 明治安田厚生事業団
席を立つ時間を意識して取ることをおすすめしたい。
上司という制約
上司によって自分のパフォーマンスが下がることもある。
いつも不機嫌な上司がいたら誰でもストレスを感じてしまうはずだ。
ただ、「ぜんぶ雪のせいだ」理論が適応されることを忘れてはならない。
これは、要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑に書いてあったことだ。
上司が抱えている苦悩は、組織の問題であることが考えられる。
「ぜんぶ雪のせいだ」は、公共交通機関が止まってしまったときなどに使える。
上司自身の問題というわけではなく、その上司を取り巻く環境(会社・家庭)のせいと考えることができるということだ。
こう考えることで上司だけを責めなくて済むようになり、結果的に上司と関わっている自分が楽になる。
そして、リラックスした状態で仕事に取り組むことができる。
リラックスした状態の方が集中して仕事を終わらせることができる。
自分の能力という制約
自分の知識・経験が限られているという制約もある。
自分よりも長くその会社に勤めている人のほうが、自分よりも多くの経験をしているはずだ。
自分が持っている情報には限界がある。
現時点で理解できることにも限界がある。
無知の知が重要かと思われる。
「無知の知」を知っていますか?――考える練習をしよう【書籍オンライン編集部セレクション】 | 考える練習をしよう | ダイヤモンド・オンライン
今取り組んでいる仕事について自分が知っていることを何も参考にせずに紙に書き出すことをおすすめしたい。
いろんな参考文書にアクセスできるかもしれないが、自分の頭で仮説を出すことが、限られた自分の能力を生かすという意味で重要だ。
そして、他の人の力を借りるということも、ぜひ行って欲しい。
これも自分のコミュニケーション能力という制約がある。
詳しくは以下の記事で書いた。
この制約は、筋トレと同じで少しづつリミット解除しておくといいだろう。
絶対内定という本に「全裸作戦でいくとうまく行った」ということが書かれている。
これは、著者の方が仕事で結果を出せずに悶々としていたとき、自分は何も知らない(全裸)なのだからプライドは捨てて、聞きまくろうと決意したときに出てきた言葉だ。
先ほどの無知の知とも通じる。
自分は全裸なのだから、何も恥じることはなく、分からないことを認めて人に聞けばいい。
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