仕事の報連相は口頭とチャットどちらがいいのか
はじめに
大半の人は口頭の方がいいと答えるだろう。チャットを打つ手間が省けるし、即座にフィードバックができるからだ。
チャットの方がいいと思う
しかし、私はチャットで行った方がいいと考えている。
チャットの方が落ち着いて内容を整理できるし、記録に残る。
記憶ではなく記録だ。
口頭だと答えられない質問に対して沈黙の時間が生まれることがある。これは「あとで確認して連絡します。」でいいのかもしれない。
口頭の方がいい理由
口頭の方がいい理由としては、会社で働いている方々は口頭でのコミュニケーションに慣れているというのが挙げられるだろう。
あとは、テキストよりも多くの情報を送受信することができる。これはメリットにもデメリットにもなり得る。
口頭のデメリット
テキストのみの場合、仕事に関わる部分だけ送受信すればいいが、口頭の場合、非言語の情報のやり取りがある。
メラビアンの法則では五感のうち視覚・聴覚が大きな割合を占めていると言われている。ポジティブな視覚・聴覚情報のやり取りが出来ればいいが、人はいつでも元気はつらつというわけにはいかない。
表情や声のトーンなどでネガティブな情報を受け取ったり与えたりしてしまう恐れがある。仕事の内容とは関係ない情報だ。
テキストの場合は、非言語の情報はないので仕事に関する内容を抜け漏れなく伝えればそれで済む。
テキストと口頭、それぞれスキルの差が出てしまう
テキストの問題点は、人によって文章力の差が出るということだ。ここでいう文章力とは、自分の伝えたい内容を抜け漏れなく文章に落とし込むことと定義する。
口頭でのコミュニケーションでは、構造化された文章が書けなくてもすぐに相手の質問に答えることができる。言葉のニュアンスや「身振り手振り」などの非言語な情報も伝えることができる。
口頭でのコミュニケーションの問題点は、テキストで文章力の差が出てしまうのと同様に、口頭でもコミュニケーションスキルの差が出てしまうということだ。
表情や声のトーンの占める割合が大きい分、人によって得て不得手が出てくる。
コミュニケーション能力があるとは
ただ、何を持ってコミュニケーション能力があるというのだろうか。昔、四国お遍路をしていた現在ホストの俊さんは、コミュニケーションがあるということに関して「いかに真心で自分をさらけ出して人と接せられるかどうかということにあるのではないだろうか」とブログに書いていた。
結局、仕事のほうれん草報連相はどのように行うのがベストか
口頭とテキスト、それぞれのいいとこ取りをするのがいいのではないだろうか。
仕事の内容を抜け漏れなく伝え記録を残すためにチャットツールを使う。
テキストだけでは伝えきれない細かいニュアンスや、身振り手振りなどの非言語情報を伝え、受け取るために口頭でのコミュニケーションを行う。
状況に合わせて、チャットと口頭を使い分けて、この資本主義社会を生き抜いていこう。
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