ケセラセラについて考察します
はじめに
Mrs.GREEN APPLEの最近の曲である「ケセラセラ」について考察していきます。
最近は、Magicという新曲が出ていますが、ケセラセラの歌詞の意味が最近ようやく理解できたので、記事を書いていきます。
ちなみに「ケセラセラ」は、なるようになるという意味です。
ケセラセラのMV
ケセラセラのライブ映像
今年の夏に開催されたアリーナライブの映像がYouTubeに上がっていた。(2023年8月28日追記)
おしらさんの考察
2回転調する
おしらさんは、サビの「ケセラセラ〜」の部分が2回転調すると話していました。
転調とは、こちらの記事によると、「その曲に使われている中心音と、それに紐づく音の種類を変えること」です。
最後の方でサビが2回転調して、細かい音程が変わっています。
実際に曲を聴いてみると、キーがどんどん上がっていっている気がします。
ニーチェの永劫回帰
歌詞に「生まれ変わるならまた私だね」「ベイベー 大人になんかなるもんじゃないぞ ツァラトゥストラ」とあります。
これはニーチェの永劫回帰のことを言っています(おしらさんが言っていました)。
ニーチェの永劫回帰とは、「もう一度、今の人生をそっくりそのままひっくり返しても悔いのない生き方をしよう!」という思想のことです。
Googleで調べると以下のように説明されていました。
「世の中は同じ事象が永遠に繰り返してくるということ。生の絶対的肯定を解くニーチェ哲学の根本をなす概念」
ツァラトゥストラは、ニーチェが書いた著作の「ツァラトゥストラはかく語りき(こう言った)」のツァラトゥストラです。
大人になんかなるもんじゃないぞ
こちらの記事によると、ニーチェは「ツァラトゥストラはかく語りき」の中で、以下のように言っています。
人間は大人になって現実を知ることで心が荒廃し、純粋な心が失われていく。それでも、童心のような純粋な目を持ってその現実を受け入れよう
ケセラセラの「大人になんかなるもんじゃないぞ、ツァラトゥストラ」は、このことを言っています。
一週間の感情の起伏をニーチェの永劫回帰に当てはめている?
通常の会社員や学生であれば、月〜金は本業で土日は休みという感じでしょう。
ケセラセラでは「喜劇的な続きから(日曜日の気分)」「限界?上等、やってやろうか?(木曜日の朝の気分)」と、大半の人が感じるであろう感情の起伏を曲中で表現している気がします。
日曜日は、休みの日の終盤で楽しい気分で、木曜日は平日の後半でバテてきて疲れていますよね。
ただそれを「ひと通り肯定して生きていこう!」というのが永劫回帰の考え方です。
白取春彦さんが超訳した本
高校生の頃(10年以上前)に、こちらの本を読んで、人生観が変わったことを覚えています。
当時は学校が人生のほとんどを占めていました。
学校内での人間関係や成績、容姿や恋愛など色んなしがらみがありましたが、この本を読んで生きるのが楽になったのを覚えています。
以下のようなニーチェの言葉から、いい影響を受けました。
「仕事(勉強)は背骨になる。背骨がなければ人は動くことが出来ない」
「もう一度、今の人生をそっくりそのままひっくり返しても後悔のない生き方をしよう」
「明日もっと高みに近づくための力が今日、鍛えられているのだ」
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