DAILY JOURNAL

所要時間を見積もる方法|対応可否の判断から納期の設定まで

2022年10月9日 13時21分

最終更新
2026年10月27日 10時45分
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思考・生き方
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Web制作やPythonによる業務自動化などの開発を進めるうえで、所要時間の見積もりは重要です。

私は2020年から2022年にかけて、フリーランスとしてWeb制作案件を受注していました。

その経験から、作業時間を見積もる際に大切だと考えていることを紹介します。

1. まずは対応できるかを判断する

依頼をいただいたとき、最初に確認するのは、自分の経験や技術で対応できる内容かどうかです。

過去には、対応できると思って着手したものの、想定していた以上に難しく、作業が進まなかった経験があります。

そのため、現在は次の点を確認することが重要だと考えています。

  • 依頼者が解決したい課題は何か
  • どのような成果物が必要か
  • 既存のデータやシステムはどのような状態か
  • 自分の経験で対応できる範囲はどこまでか
  • 事前に調査や検証が必要な部分はあるか

対応が難しい場合は、そのことを正直にお伝えします。

曖昧なまま引き受けるよりも、対応できる範囲を明確にすることが、依頼者にとっても重要だと考えています。

2. 作業全体を広く浅く把握する

所要時間を見積もるときは、簡単にできそうな部分だけで判断しないようにします。

書籍『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』では、仕事の終盤にある難しい部分が、想定以上の時間を必要とすることが紹介されています。

私はこれを、塗り絵に例えて考えています。

最初から一部分だけを完成させるのではなく、全体を薄く塗ってみる。

そうすることで、難しい部分や時間のかかりそうな部分を早めに把握できます。

例えば、PythonでExcelデータを整形する場合なら、最初に入力ファイルの構造を確認し、読み込みから出力までの処理を小さく試します。

その過程で、日付形式の違い、欠損値、想定外のデータなどを確認します。

実装の前に不確実な部分を把握することで、見積もりの精度を高められます。

3. 作業時間を計算する

全体の作業量がある程度わかったら、所要時間を計算します。

例えば、全体の20%に相当する作業を60分で終えた場合、単純計算では次のようになります。

60分 ÷ 20 × 100 = 300分

合計300分、つまり5時間です。

ただし、これは作業の難易度が均等である場合の計算です。

実際の開発では、調査、実装、テスト、修正など、それぞれに必要な時間が異なります。

そのため、作業を工程ごとに分けて見積もり、確認や修正に必要な時間も考慮します。

見積もりは確約できる数字を無理に作ることではなく、現時点でわかっていることと、不確実なことを整理する作業だと考えています。

4. 心理的な余裕を確保する

過去のフリーランス活動では、収入を確保するために深夜まで作業を続けたことがありました。

短期間で終わらせようとするほど、目の前の作業に意識が集中し、全体の状況を見失うことがありました。

これは「トンネリング」と呼ばれる状態に通じます。

一方で、「スラック」は余裕を意味します。

納期までに余裕があれば、想定外の問題が発生しても、落ち着いて対応しやすくなります。

そのため、作業の初期段階で全体像と難しい部分を確認し、後半に検証や修正の時間を残すことを意識しています。

単に作業を急ぐのではなく、早い段階で不確実性を減らすことが重要です。

5. 進捗と問題点を共有する

見積もりを行った後も、実際の作業が予定どおりに進むとは限りません。

既存システムの仕様やデータの状態によっては、追加の調査が必要になることがあります。

そのような場合は、問題を抱えたまま作業を続けるのではなく、状況を整理して共有することが大切です。

具体的には、次の内容を明確にします。

  • 完了した作業
  • 現在取り組んでいる作業
  • 発見した問題とその影響
  • 追加の確認が必要な事項
  • 納期や費用の見直しが必要かどうか

私はその後のPythonによるETL移行プロジェクトでも、仕様確認から実装、検証、リリースまでの工程を経験しました。

既存の処理を読み解き、移行前後の出力結果を比較し、差異があれば原因を調査する作業を行いました。

こうした経験からも、実装だけでなく、確認や検証を含めて計画することの重要性を感じています。

6. ご依頼をいただいた場合の進め方

現在は、Excel・CSVのデータ整形や集計など、Pythonを使った業務効率化を中心にご相談を受け付けています。

ご相談をいただいた際は、まず現在の作業内容や困っていることを確認します。

そのうえで、対応できる範囲、必要な成果物、確認方法を整理し、費用と納期を個別にご案内します。

仕様や解決方法が最初から決まっている必要はありません。

何が必要なのかを整理するところから、一緒に考えていきたいと思っています。

ご相談から実装・確認まで、私自身が直接対応します。

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