「フリーランスの見積もりはどのように行うべきか」についての自分の答え

はじめに

私はこれまで、WEB制作のエンジニアとして制作会社の担当者の方から案件を受注してきました。

見積書作成で毎回かなり悩んでいるので、「なぜ悩んでいるのか?」そして、最終的にどのように決めているのかについて書いていきます。

悩んでいる理由

「高くし過ぎると相手に迷惑かな?」と思い、安すぎると自分の家計が苦しくなってしまうからです。

これまでの経験

自分が提示した価格に対して「結構かかりますね・・・」と言われて下方修正したことも、「OKです!」と言われてそのままの価格が通ったこともあります。

見積もりをする上で大事なマインドセット

見積もりは迷ってしまいますが、自分と相手の課題を分離して考えることが重要だと思います。

嫌われる勇気を持って、課題を分離する

「嫌われる勇気」で出てくる「課題を分離する」という概念を活用しましょう。

「相手と自分のことを考えて見積書を作成して、相手に提示するまで」は自分の課題です。

見積書を受け取って発注するかどうか決めるのは相手の課題です。

相手に配慮することは大事ですが、配慮しすぎてなかなか決められない・・・ということを防ぐために、自分の課題に集中することをお勧めします。

値段を下げて欲しいと言われたらどうする?

人間は損失回避の傾向があるので、心理的に値段を下げるのは損をした気分になり苦しいです。

しかし、発注してもらわなければ他に案件の相談を受けていない限り、収入は0なので、お金を支払ってくれることに感謝して、できる限り相手の要望を受け入れるべきかと思います。

いつも相手の要望ばかり受け入れていたら、相手に有利なようになってしまいます(人間は無意識なうちに自分に有利な言動をしてしまいがちだと思います)。

なので、バランスが重要で自分の収入を安定させることも考えていかなければなりません。

フリーランスとして安定的な収入を得るために重要なこと

営業を行い、取引先はいくつか持っておいたほうがいいのと、自分のスキルを高める努力を継続させることが大事です。

取引先がいくつかあり、市場で求められている価値を提供できるのであれば、自分が欲しい金額を提示することができます。

さらに重要な点は、コミュニケーションです。

消費者側の視点のマーケティングミックスの4Cの中にCommunicationがあります。

マーケティングミックス(4C、4P)とは?効果的な活用方法は? | マーケティングオートメーション List Finder(リストファインダー)

もちろん予算の上限はあるので、相手のことも考えた方がいいですが、対応内容に対して十分な利益が得られるだけの価格を妥協せずに設定していくということが、長くフリーランスとしてやっていくのに大事なことです。

具体的な見積もり方法

見積もりは何を基準にすればいいのでしょうか?

所要時間を基準に見積もる

いきなり金額を決めるのではなく、まずは依頼を受けた案件にどのくらい時間がかかりそうかを見積もります。

対応したことのない案件で不確定要素が多い場合は時間の見積もりが難しいです。そんな時は、まず少しだけ進めてみることをお勧めします。

「なぜあなたの仕事は終わらないのか?」という本で著者の中島さんは「まずは所要時間の見積もりを行いますので、時間をくださいと言いましょう」と書いていました。

まずは、難易度や所要時間を図るための時間が必要です。

提供する価値を基準に見積もりする

例えば、深夜の緊急対応など必要性が高い場合は価格を上げても相手に支払っていただけるので大丈夫です。

ここで気を使いすぎて安くする必要はありません。ただし、作業の前に見積もりを提示して相手の合意が得られてからにする必要があります。

また高すぎるのも良くありません。相手に、「多少高くてもこの理由でこの金額なら納得できる」と思ってもらうことが重要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です