sumif関数とsumifs関数は合計範囲の引数の場所が違う

はじめに

googleスプレットシートで、sumif関数とsumifs関数というのがある。

sumif関数のノリでsumifs関数を使おうとしたらエラーが起こったので記事を書いていく。

sumif関数の構文

sumif(条件範囲,条件,合計範囲)

sumifs関数の構文

sumifs(合計範囲,条件範囲1,条件1,[条件範囲2,条件2…])

[]は省略可能。

sumif関数とsumifs関数の違い

合計範囲の位置が違うので注意が必要だ。

使用例の解説

以下の表があるという前提で話を進めていく。

sumif関数の使用例

条件範囲は支払い方法(B列)、条件は現金、合計範囲は金額(C列)。

支払い方法が現金なのは2行目と4行目なので、500 + 1500 = 2000という計算結果が返される。

sumifs関数の使用例

合計範囲は金額(C列)、条件範囲1は日付(A列)、条件1は2024/1/1、条件範囲2は支払い方法(B列)、条件2は現金。

日付が2024/1/1で支払い方法が現金なのは、2行目のみなので、500が返される。

2024年5月25日追記

お金の管理表で、suicaの残高から昨日支払った残高を引くという「SUMIF関数」を作成したので、シェアしたいと思う。

昨日、以下の支払いを行った。

支出シートで支出を管理している。

suicaで支払ったことが分かるように、E列にチェックマークを付けられるようにした。

チェックマークが付いていれば、true、付いていなければ、falseとなる。

貯金シートでは残高の合計を記録している。

今回紹介したかった「SUMIF関数」は、J29セルに入力した。

この関数で、J28セルから、支出シートのA28セルに該当する、かつ、支払い方法がsuicaの合計金額を計算している。

まずは関数を見ていこう。

=sumifs('支出'!F:F,'支出'!A:A,A28,'支出'!E:E,true)

第一引数には、合計範囲が入る。’支出’ ! F:Fとは、支出シートのF列という意味。

第二引数には、条件範囲1が入る。’支出’ ! A:Aとは、支出シートのA列という意味。

第三引数には、条件1が入る。A28は、2024/5/24(金)、つまり、昨日の日付。

第四引数には、条件範囲2が入る。’支出’ ! E:Eとは、支出シートのE列という意味。

第五引数には、条件2が入る。trueとは、チェックマークが付いていること。

よって、日付が2024/5/24(金)で、suica支払いにチェックが入っている、金額の合計が計算される。

条件で複数を指定する

現状、第二引数の条件範囲に日付が書かれた列を指定している。

2024/8/28(水)以上、2024/9/27(金)以下としたい。

そのような場合、どうやって書こうか?

以下の比較演算子を使用する。

Googleスプレッドシートで複数条件に一致するデータを合計。SUMIFS関数の使い方 | できるネット

以下のように書けば、日付が2024/8/28以上という条件になる。

さらに、2024/9/27以下という条件も追加した。

このように、複数の条件を指定することができる。

第三引数で、以下という条件も指定してしまいたいが、出来なさそうだ。

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