share lounge1時間を最大限有効活用するための試行錯誤
はじめに
最近、週に一度くらい名鉄にあるshare loungeを利用している。本日も終業後に訪れた。
1時間はあっという間に過ぎてしまう。その1時間を有効活用するために、さまざまな試行錯誤を行った。今回は、その試行錯誤について記録する。また、そこで読んだ本の中で記憶に残ったことについても触れる。
試行錯誤① : いかに読まないかを考える
まず、share loungeの読書システムについて説明する。
- 1回につき3冊まで机に持ち込み可能。
- 読み終わって返却すれば、さらに3冊持ち込むことができる。
- これを繰り返せば、書店にある本をすべて読むことも理論上可能。
唯一の制限は時間である。1時間という短い制約の中で、支払った990円分(アプリでチェックインすると1,100円から割引される)のコストパフォーマンスをどう最大化するかを考えた。そこで最初に試したのが「読まない」という選択肢である。
ただし、まったく読まなければ、そこにいる意味がなくなってしまう。そこで、本をぱらぱらとめくる動作は行うが、なるべく目で文字を追わないようにした。速読が得意な人のように振る舞いながら、心に引っかかる文章を探すというスタイルである。
たとえば、こんな一文が目に飛び込んできた。
彼らは、情熱を持っているから仕事の生産性が高い。
「デンマーク人はなぜ4時間しか働かないのに生産性が高いのか」という本に書かれていた。
この一文を目にしたとき、「明日からの仕事でも情熱を大切にしたい」と思った。たったこれだけでも、この本を読んだ意味があると感じた。
試行錯誤② : 感情を優先する
次に試したのは、「感情」を優先する方法である。きっかけは、『ストレス脳』という本に書かれていた以下の考え方だ。
感情は多忙な上司を支える秘書のようなもの。
細かい説明を一々しなくても、感情が全体を要約してくれる。
この言葉を参考にし、何百冊と並ぶ本の中から選ぶ際に、考えて選ぶのではなく、感情が動いた本を選ぶようにした。
また、一冊の中でも、試行錯誤①と同様にぱらぱらとページをめくり、自分の感情が反応した一文を拾うという方法を実践した。これにより、限られた時間でも多くの本からエッセンスを引き出せるようになった。
たとえば、以下の本が感情を動かした。
- 『エクセルの最強の参考書』
予定と実績を折れ線グラフで比較する方法が、非常に実用的で印象に残った。 - 『幸せな2時間の使い方』
全体的に感情を揺さぶられ、豊かな時間の使い方を学ぶきっかけになった。 - 『ルーティン(雑誌)』
この雑誌に書かれている内容が、自分の興味や関心に見事にマッチしていると感じた。
おわりに
1時間という限られた時間を有効活用するには、「すべてを読む」という考えを手放し、「読まない読書」を試みることが鍵である。また、感情を優先して本を選ぶことで、自分にとって本当に価値ある一文と出会う確率が高まると実感した。
こうした試行錯誤を通じて、share loungeでの時間をどんどん価値あるものにできている。ぜひ、自分なりの楽しみ方を見つけてみてほしい。
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1年半ほど前に書いた以下の記事も参考にして欲しい。
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