考える時は紙に向かうといい
はじめに
最近、元マッキンゼーにいた大島さんの「マッキンゼーで叩き込まれた超速仕事術」と「マッキンゼーで学んだ最高に効率のいい働き方」の2冊を通勤中に読んでいる。
そこで効率のいい仕事のやり方として紹介されていたのが、考える時はPCではなく紙に向かうといいというものだ。
紙に書くと脳が刺激されて、思考が活性化されるらしい。
記憶には2種類ある
記憶には2種類あり、手続記憶と言語記憶のような名前だったと思う。
以下のサイトによると、宣言的記憶と手続き的記憶だ。
https://learn-tern.com/episodic-and-semantic/
宣言的記憶は、言葉で覚えた記憶、手続き的記憶は体で覚えた記憶と理解しておくといいだろう。
紙に文字を書くと手続き的記憶が刺激される
紙に文字を書くというのは、手続き的記憶を促進する。
よって書いたことが記憶に残りやすくなる。
シンプルに思考するために紙に書き出す
紙に書いた情報を見ながら思考することで、シンプルに考えることもできる。
PCの画面には意外と余計な情報が多くある。
紙に文字を書くことで、自分の頭で0ベースで情報を積み上げていくことができるため、思考が整理される。
紙に文字を書くことのデメリット
紙に文字を書くことのデメリットは、スピードが遅いということだ。
何でも紙に書けばいいというわけではない。迷いがないなら、キーボードでささっと完了させてしまった方がいい。
誰かに報連相する必要があるときは、内容が明確ならわざわざ紙に書かなくてもいい。
何となくぼやっとしている時に、紙に書くことで思考を整理することが出来る。
相談について
人と話すのが好きで得意な人は、同僚に壁打ち相手になってもらうのがいいだろう。そうすることで思考が整理される。
私みたいに人と話すのが苦手な人は、人に相談するということがノイズになる。それよりも紙に書いたりしたりして、一人で情報を積み上げていったほうが、頭の中が整理される。
報連相の必要がある時は、ある程度整理された状態で、必要最低限のコミュニケーションを取ればいい。
愛嬌を重視するタイプの人間に対しては、出来る限り愛想良く振る舞うのがいいだろう。無理して愛想良くする必要はない。課題を分離して、愛想を振りまくのが苦手なら、仕事上必要なコミュニケーションを抜けもれなく伝えるような努力をしていけばいい。
情報のエントロピーを少なくする
情報のエントロピーを少なくするような手段で思考を整理して、仕事を完遂していくのがいいと思う。
エントロピーとは、アウトプット思考という本で知った概念で、情報の散らばり具合といった意味だ。エントロピーが高いと情報が散らばる度合いが高く、頭の中が整理されない。
一方、エントロピーが低いと情報がまとまっていて、頭の中が整理されている。
紙に書くとエントロピーが低くなるのであれば、紙に書いた方がいいし、人と話すことでエントロピーが低くなるなら、人と話したほうがいい。
自分に合った方法を模索していくことが大事である。
コメントを残す