WHITE SPACE ホワイトスペース
はじめに
何もしない時間の重要性を再認識させてくれる本でした。
著者は例えを頻繁に使っていて、アメリカ特有の固有名詞などはググりながら読み進めました。
現代人が、たいして重要でない仕事に邁進している様子を「もぐら」に例えたりしていて、面白かったです。
戦略的な小休止
作業と作業の間に休憩を挟むことで、生産性がアップするようです。
私もこのことを実感しています。
ノンストップで作業を続けるよりも、適度に休憩を挟んだ方が、集中できる気がします。
しっかりと休むことは大事です。
闇雲に行動する前に、よく考えてみることは、人生のどんな場面でも大事ですね。
4つの時間泥棒
著者は以下の4つを時間泥棒として警戒していました(どれも少量なら、薬のように効果があります)。
- 優秀さ
- 活発さ
- 情報
- 意欲
優秀さ
完璧主義という弊害を生むのがこの「優秀さ」です。
「どこまでやれば十分と言えるのか?」という問いが、「優秀さ」が「完璧主義」に変わってしまうのを防いでくれます。
活発さ
もぐらは、朝から晩まで手当たり次第に穴を掘るそうです。まるで私たち現代人が価値のない仕事に1日中邁進しているかのように。
「本当に注目すべきことは何か?」という問いが、「活発さ」が「やりすぎ」に変わってしまうのを防いでくれます。
情報
現代は情報に溢れています。過度な情報は私たちの時間を奪ってしまいます。
「本当に知りたいことは何か?」という問いが、「情報」が「情報過多」に変わってしまうのを防いでくれます。
意欲
意欲があるからこそ偉大なモニュメントなどが出来上がりますが、過度な意欲は「頑張りすぎ」に変わってしまいます。
「手放せるものは何か?」という問いが、「意欲」が「頑張りすぎ」に変わってしまうのを防いでくれます。
この本を読んで変わったこと
一息つくようになりました。
この本を読む前は、PC作業に没頭して、呼吸が浅くなり、作業が終わったら疲れを感じることがありました。
しかし、作業に区切りをつけて一息つくことで、作業後の疲れが少なくなりました。
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