システムの問題地図を読んでみた

はじめに

愛知県一宮市にある図書館で「システムの問題地図」という本を読んでみたので、簡単な感想を共有します。

どんな本か

システムを作る人、頼む人、使う人それぞれの立場に立った問題解決方法を提示しています。

システムの問題

世の中には誰も使っていないシステムがあるみたいですね。

また、後から要件の追加が相次ぐ様子を、サグラダファミリアに例えていました。

サグラダファミリアは、着工から100年以上が経過した今でも建設中の世界遺産です(参考サイトはこちら)。

余談ですが、googleで「サグラダファミリア」と検索すると、名古屋市の老人ホームが出てきました。

解決策

後から要件がどんどん追加されていってしまう問題は、システムを運用している人たちを巻き込んで要件定義を行うことで解決されるはずです。

システム化の段階で廃止基準を決めておく

システム化の段階で廃止基準を決めておくことで、誰も使っていないシステムを無くすことが出来ます。

私のエピソード

廃止基準と似たような話で、私は過去に2回退職のようなことをしていますが、1回目のときはホテルで会社員をしていて、退職の相談を同僚にしたら、「〇〇万円貯金したら辞めるって決めたらどうですか?」と提案されたことがあります。

2回目の時は、フリーランスのWEB制作をしていたのですが、思うように収入が伸びず、「貯金残高が〇〇万円を下回ったら撤退しよう」と決めていました。

始めた段階で撤退基準を決めておくのはいいと思いました。次の正社員としてのエンジニアは2月1日からスタートしますが、退職の基準をあらかじめ決めておくといいかもしれません。

業務設計のための5つの力

  • 現行業務をフローに分解する力
  • インプットとアウトプットを定義する力
  • ステークホルダーにとってのメリット・デメリットを整理する力
  • ヒアリング能力・言語化と図解能力
  • ムリ・ムダ・ムラを発見し、改善提案する力

図解能力については、普段のブログで「Adobe XD」で作成した図を挿入してみようかと思いました。

分からなかった用語集

用語意味
ROIReturn On Investment。投資対効果。
CRMCustomer Relationship Management。顧客関係管理。
ERPパッケージ企業の経営資源や実績情報を共通化し、効率的に管理するためのソフトウェアパッケージのこと。
SAPドイツに本社を置く、ヨーロッパ最大級のソフトウェア開発会社のSAP社が提供するERPパッケージのこと。
ITILInformation Technology Infrastructure Library。ITサービスマネジメントにおける成功事例をまとめた書籍群。

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