2025.07.19(土) / 15:15

Pythonの仮想環境「venv」の作成・起動・無効化

ID
31291
Published
2025-07-19 15:15
Modified
2026-07-13 10:27
Author
khiro
Categories
デフォルト, 技術ブログ
Tags

Pythonの仮想環境「venv」を作成→起動→無効化する方法をまとめる。

インタープリターを設定する(どのPythonにコードを読ませるか選択する)方法についても触れる。

venvとは

venv は、プロジェクトごとにPythonの実行環境やライブラリを分離するための仕組みです。

仮想環境を利用することで、プロジェクトごとに異なるバージョンのライブラリを管理でき、依存関係の衝突を防げます。

仮想環境を作成する

仮想環境を作成したいディレクトリで、以下のコマンドを入力する。

python -m venv venv

最後の venv は、作成する仮想環境のディレクトリ名です。

.venv という名前にする場合は、次のように入力します。

python3 -m venv .venv

コマンドを実行すると、プロジェクト内に venv または .venv ディレクトリが作成されます。

macOSで「python」を使用したときのエラー

macで行うと、2系のPythonを使用してしまう。

2系のPythonには標準でvenvモジュールが存在しないためエラーになる。

Mac:eki-api shibatahiroshitaka$ python -m venv .venv
/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/Resources/Python.app/Contents/MacOS/Python: No module named venv

そのため、python3と明示的に書いた。

hiroki@shibatahiroshitakanoiMac django_todo % python3 -m venv venv 

以下のような仮想環境ディレクトリが作成された。

仮想環境を起動する

以下のコマンドで仮想環境を起動した。

source venv/bin/activate 

仮想環境のディレクトリ名を .venv にした場合は、次のようになります。

source .venv/bin/activate

起動後にターミナルのプロンプトに(venv)が表示される。

(venv) hiroki@shibatahiroshitakanoiMac django_todo %

この状態で pip install を実行すると、ライブラリは有効化している仮想環境内にインストールされます。

VS Codeでインタープリターを選択する

仮想環境を作成しただけでは、VS Codeが別のPython環境を使用している場合があります。

そのため、作成した仮想環境のPythonインタープリターを選択します。

  1. VS Codeのメニューから「表示」を開く
  2. 「コマンドパレット」をクリックする
  3. interpreter と入力する
  4. 「Python: インタープリターを選択」をクリックする
  5. 作成した venv または .venv のPythonを選択する

これにより、仮想環境にインストールしたライブラリをVS Codeが正しく認識できるようになります。

1, 2

View > コマンドパレットをクリックする。

3, 4

inter で検索をかけて、インタープリターを選択をクリックする。

5

作成した仮想環境を選択する。

これにより、仮想環境にインストールしたライブラリをVS Codeが正しく認識できる。

仮想環境を無効化する

仮想環境を終了する場合は、次のコマンドを実行します。

deactivate

プロンプトの先頭に表示されていた (venv) が消えれば、仮想環境から抜けています。

コマンド一覧

# 仮想環境を作成
python3 -m venv venv

# 仮想環境を起動
source venv/bin/activate

# 仮想環境を無効化
deactivate

まとめ

DjangoやFastAPIなどのPythonプロジェクトでは、使用するライブラリやバージョンをプロジェクトごとに分離するため、仮想環境の利用が推奨されます。

基本的な流れは、次のとおりです。

  1. python3 -m venv venv で仮想環境を作成する
  2. source venv/bin/activate で仮想環境を起動する
  3. VS Codeで仮想環境のインタープリターを選択する
  4. 作業終了後に deactivate で無効化する

Pythonプロジェクトを新しく作成するときは、最初に仮想環境を用意しておくと、依存関係を安全に管理できます。