狩猟採集生活の理論を活かして、人間本来の力を発揮していこう

はじめに

ストレス脳などの色んな本を読んでいて、現代人はオフィスに座りっぱなしで健康を害しているという話がよく出てきます。

そこでキーワードになるのが「狩猟採集」です。

人間の脳はかなり長い間、狩猟採集に適した形で進化してきたみたいです。

なので、狩猟採集の生活に近いライフスタイルを送れば、人間本来の力を発揮できるはずです。

狩猟採集とは

狩猟採集とは、マンモスなどの獲物を取って食料を確保したり、山に分け入り食べられそうな野菜を集めたりすることです。

人間が狩猟採集をしていた期間をGoogleで調べてみると、600万年だそうです。

参考記事: 人類の歴史は600万年の進化史でみれば殆ど狩猟採集時代 | 長谷川眞理子 | テンミニッツTV

狩猟採集生活を脱出したのは、600万年のうち最後の1万年

600万年ほど狩猟採集生活を続けたのち、最後の1万年で農耕と牧畜が始まりました。

そして、5000年くらい前に古代エジプト文明などが始まりました。

産業革命は、最後の100年くらいです。

電気や自動車、抗生物質などが手に入るようになったのは第二次世界大戦後(1945年以後)くらいです。

そしてインターネットが普及したのはここ数十年の話です。

狩猟採集生活から遠い生活をしているから調子が悪くなる?

色んな本に書いてある理論としては、「600万年ほどの長い間、人類は狩猟採集をしてきたから、人間の脳は狩猟採集生活に最適化されている」ということです。

狩猟採集生活では食料を確保するために、一日中動き回っていたかもしれません。

しかし現代の私たちは、1日8時間くらい、学校や職場の椅子に座っています。

座っている時間が長いだけではなく、ネット社会によって、狩猟採集時代には考えられなかったような情報(YouTubeなど)にアクセスしています。

脳はまだ狩猟採集生活をしていた頃からそこまで進化していないので、変化に適応できず、調子が悪くなってしまう人が出てくるのかもしれません。

仲間と一緒にいた

600万年もの長い間、人類は仲間と一緒にいました。

仲間と一緒にいることで生存確率が上がるためです。

なので現代の私たちも電車内やカフェなどにいると、何となく落ち着いた感じがしないでしょうか?

それは、狩猟採集をしていた頃の状況に近いからかもしれません。

インターネットポルノ

ネットで見られるコンテンツの一つにインターネットポルノ(エロ動画)があります。

男性の方なら何度も見ている方もいらっしゃるかもしれません。

狩猟採集生活をしていた期間が長かった私たちにとって、このインターネットポルノはどんな影響を及ぼすのでしょうか?

ドーパミン中毒という本に、インターネットポルノの有害性が書かれていました。

それによると、インターネットポルノを見まくるとドーパミンが過剰に出てしまい、日常生活の刺激でドーパミンが出にくくなってしまうとのことでした。

インターネットポルノだけではなく、YouTubeにも言えることですが、狩猟採集生活が長かった私たちにとっては、脳に対する刺激が強すぎて、ドーパミンが過剰に出てしまうようです。

そして、通常の刺激に対しての反応が鈍くなるという危険性があります。

狩猟採集生活の理論を活かして、人間本来の力を発揮するためにはどうすればいいか

マンモスなどの獲物を追いかけるときには、仲間と一緒に走って斧を振りかざしていたと思います。

なので、chocoZAPなどのジムに行って筋トレやランニングを行うのが良いのではないでしょうか。

日が登ったら外に出て、日が暮れたら眠る準備をするという当たり前のことを徹底することも大事です。

狩猟採集生活では、夜は焚き火で仲間と過ごしていたと考えられるので、夜はコンビニなどの白い灯りはなるべく目に入れないほうが良いでしょう。スマホのブルーライトも同様です。

アロマキャンドルを炊くのは良いのではないでしょうか。

また、インターネットでエロサイトやYouTubeを見るのは控えたほうがいいです。

狩猟採集生活では、対面の人間関係を築いていたので、リアルな人とのコミュニケーションに集中していきましょう

休みの日に、都市などの人が集まっているところに行くのは良いと思います。

なぜなら、狩猟採集生活では群れをなして、マンモスなどの獲物を追いかけたり、山で食べられそうな植物を採集したりしていたからです。

釣りやハイキングなどのアウトドアもおすすめです。

自然や太陽の光を目に入れることも必要です。

狩猟採集生活を想像して、現代の生活でも取り入れてみることで、人間本来の力を発揮していきましょう。

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