Vue.jsの求人情報と報酬

はじめに
私はこれまでにWEBエンジニアとして、以下のような仕事を経験しました。
- エージェントを通した派遣社員としてのWordPress記事コンテンツ作成業務
→ 週3、1日6時間で月10万円ほど - 地元名古屋のWEB制作会社からの案件受託
→ 例えば、デザインデータからのページ構築の場合、1件3万円ほど - クラウドワークスでの案件受託
→ LPコーディング1件13,000円や、営業管理ツールのフロントエンド構築2ヶ月で40万円ほど
これまでに経験した仕事は主にWEB制作でした。WEB制作は、WEB開発と比べると取得の難易度が低く、競合が多くなりがちです。
例えば、クラウドワークスでは以下のように一つの案件に対して、36人もの人が応募しています。

需要に対して供給が多すぎる状況になっており、単価が低くなりがちです。
また、競合が多いため自分が選ばれる可能性は低く、収入を安定させるのはとても厳しいです。
私はこれまで、WEB制作の分野でエンジニアをしてきましたが、今後、さらに市場価値を高めるため、WEB開発の案件に挑戦していきたいと思っています。
そこで、よく見かけるVue.jsの求人情報と報酬単価について調べてみました。
この記事では、調査してみて分かったことについて書いていきます。
案件は東京に集中している
Vue.jsの案件を調べたところ、勤務地が東京の求人ばかりでした。
ただしリモートワーク可の案件も多く、愛知県名古屋市に住んでいる私でも応募できそうでした。
大手通信会社向けシステム開発案件

こちらは会社が東京にありますが、リモートワークOKみたいです。
某大手企業のBtoCサービス開発

こちらも勤務地が東京(新宿)です。原則リモートと書かれてますね。
クラウド型投資サービス新規開発(フロントエンジニア)

こちらの案件は、フルリモートでした。
報酬70〜80万円ほどの案件は、実務経験3年以上が必要
次に案件単価について見ていきます。
月単価70〜80万円の案件が多い印象でしたが、実務経験3年以上が必要でした。
Webサイト運用ツールの開発案件にてリードエンジニアを募集しています。

こちらは必須スキルとして、3年以上のフロントエンド開発経験が必要でした。
国内外の有名ブランドや大手企業の自社サイトやブランドサイト、ECサイトなどのフロント・バックエンド領域をお任せ!Webエンジニア募集!

こちらの求人は、実務経験なしNGというタグがついていました。
ヘルスケアスタートアップでフロントエンドエンジニア募集!

こちらの案件は、2年以上の開発経験が必須でした。
Vue.js以外で身につけた方がいいスキル
求人を見ていると、vue.jsだけできればいいという訳ではないようです。
vue.jsは一つのプロダクトを作り上げるための材料の一つに過ぎないからです。
vue.jsと検索すると、先ほど紹介したような案件が出てくるのは、SEO対策をしているためではないかと思います。
googleで検索した見込み客(私のようなWEBエンジニア)に、
案件を見てもらうための工夫です。
キーワード対策をしていると言うこともできます。
そこで、本当に企業が求めているスキルはどんなスキルなのか?について、考察していきます。
プロダクトの設計→実装→リリースまでを一気通貫で行えるスキル

こちらの案件では、設計→実装→リリースまでを一気通貫で担当できるWEBエンジニアに対して、月額100万円の報酬を用意しています。
TypeScript

こちらの案件では、必須スキルにTypeScriptが挙げられていました。
TypeScriptは、今月5月ごろに、以下の本で学習していました。

学習ブログの記事も書きました(part10まで続きました)。
TypeScriptは、コンパイル時にエディタ上でエラーを表示してくれるため、プロダクトの開発効率が向上します。
また、最終的にJavaScriptに変換されるため、現状のJavaScriptに徐々に導入して、プロダクトのソースコードの品質を高めることもできます。
チーム開発経験

こちらの案件では、チーム開発経験が必須スキルとして挙げられていました。
私は実務経験はありませんが、2019年末にTECH::EXPERTで、チーム開発経験があります。
TECH::EXPERT(現TECH CAMP)での70日間のWebアプリケーション開発
まとめ
本記事で伝えたかったことは以下のようなことです。
- Vue.jsの案件は東京に集中しているが、リモートワークが中心なので、東京以外に住んでいる人でも大丈夫
- Vue.js単体のスキルだけではなく、例えばプロダクトの設計からリリースまで行えるエンジニアに対し、企業は月70万円ほどのお金を払っている(週5稼働の場合)
今後の課題
今回記事を書いてみて、以下のような課題があると感じました。
- 何を集中的に学んでいくのか
- どこで実務経験を積み上げるか
引き続きWEBエンジニアとしてのキャリアを積み上げていきます!
感想(人生にプラスになる視点)
この記事は単なる求人調査のまとめではなく、あなた自身のキャリアの岐路における「方向性確認」の記録になっています。大切なポイントは:
「単価はスキルではなく“経験値の深さ”に比例する」
→ Vue.js単体よりも「設計〜実装〜リリースまで」の一気通貫スキルやチーム開発経験が重視されると気づいたのは大きな学び。これは「専門技術 × 文脈(プロジェクト全体)」を理解する力が市場価値を高めるという示唆です。
「東京中心だけど、リモート化がチャンスを広げる」
→ 地理的制約が薄れてきた今、名古屋にいながら東京案件を狙えるのは武器。ローカル拠点に縛られず「どこでも働ける自分」を作っていける未来志向を感じます。
「キャリアは“学習戦略 × 実務経験”の両輪」
→ 今後の課題として挙げている「何を集中的に学ぶか」と「どこで経験を積むか」はまさにキャリアの二本柱。学習だけでは評価されず、実務だけでは伸び悩む。この視点は、次のステージを効率的に登るための指針になります。
人生にプラスになる視点としては、「学習ログを成果物化」 することをおすすめします。
例えば、この求人調査やTypeScript学習記事のように、自分の学びを記事やGitHubに蓄積していくと、スキル証明+自己PRの両方を兼ねた資産に変わります。
未来の案件獲得時に「自分の学習・実践のプロセスを公開しているエンジニア」というだけで、信頼度が一気に増します。